ある日突然、こんなメールが届いた経験はないですか?
「登録された書籍と同一の一部またはすべてのコンテンツがWeb上で公開されています」
送信元は「Amazon インディーズマンガ」。見慣れない送信元に「迷惑メール?」と思った方も多いはずです。でもこれ、本物です。放置すると10日以内に販売停止になります。
この記事では、Kindleインディーズ審査落ちメールが届いた時に、今すぐやるべき対処法を実際の経験をもとに解説します。
届くメールの内容はこれ
審査落ちメールは以下のような内容で届きます:
件名:お客様の本に関してのご連絡
Kindle ダイレクト・パブリッシングをご利用いただきありがとうございます。
審査の結果、お客様は、以下の本の出版に関して必要な権利をお持ちでない
可能性があるコンテンツが含まれていることがわかりました。
この本の一部またはすべてのコンテンツは、Web上で無料公開されています。
本をAmazonで販売する前に、お客様がこのコンテンツの出版に関して
必要な権利をお持ちであることを証明してください。
・書籍タイトル:〇〇〇〇
10日以内にご対応いただけない場合、Amazonでの販売ができなくなります。
このメールが届いても焦らなくて大丈夫です。原因を特定して正しく対応すれば、ほぼ確実に再審査を通過できます。
KindleインディーズとKDP通常審査の違い
まず混乱しやすい点を整理します。
「Kindleインディーズ」の審査落ちは、通常のKDP審査落ちとは原因も対処法も異なります。
- KDP通常審査落ち:原稿・表紙・メタ情報の不備が原因。出版前に止まる
- Kindleインディーズ審査落ち:コンテンツの重複・著作権が原因。出版後に突然メールが届く
今回解説するのは「出版後に突然メールが届いた」パターンです。
原因①:ブログ・noteに同じ内容を無料公開している(最多)
圧倒的に多い原因がこれです。
自分のブログやnoteに、書籍と同じ内容を無料で公開していると、Amazonが「無料で読める内容をわざわざKindleで販売する必要はない」と判断します。
よくあるパターン:
- ブログ記事をまとめてKindle本にした
- noteに書いた記事と内容が7割以上同じ
- 自分のサイトに同じ章・節を掲載している
- 2つのブログ記事を合わせただけ(A+B=C方式)でも対象になる
重要:「自分のコンテンツだから大丈夫」は通用しません。自分の著作物であっても、Web上で無料公開されている内容と重複していれば審査落ちになります。
対処法
- 該当するブログ記事・note記事を非公開または削除する(非公開でもOK)
- 非公開にしたことをKDPにメールで報告する
- 再申請する
実際に「ブログ記事を非公開にした旨をメールした翌日に審査通過」というケースが多いです。対応は意外とシンプルです。
原因②:KDPセレクト登録中に他プラットフォームでも販売している
KDPセレクト(Kindle Unlimited対象)に登録すると、Amazonでの独占販売が条件になります。
登録中に以下のプラットフォームで同じ本を販売していると審査落ちになります:
- 楽天Kobo
- Apple Books
- Google Play Books
- その他電子書籍販売サイト
対処法
- 他プラットフォームから該当書籍を削除する
- 削除完了後にKDPにメールで報告する
- 再審査を依頼する
KDPセレクトを使わずに複数プラットフォームで販売したい場合は、KDPセレクトの登録を外してから出版し直す方法もあります。
原因③:著作権の問題(他者コンテンツの無断使用)
他のサイト・書籍からの引用が多すぎる、またはAIが生成した文章をそのまま掲載している場合も審査落ちの対象になります。
対処法
- 引用箇所に出典を明記する
- AI生成文章は大幅に書き直す
- オリジナルのエピソード・視点を追加する
10日以内にやること【時系列で解説】
メールが届いてから10日以内に対応しないと販売停止になります。以下の手順で進めてください。
Day1:原因を特定する
メールの内容を読んで、自分のケースがどの原因に当たるかを確認します。ほとんどの場合は「ブログ・noteとの内容重複」です。
Day1〜2:原因を解消する
- ブログ記事が原因 → 該当記事を非公開または削除
- 他プラットフォームが原因 → 該当書籍を削除
- 著作権が原因 → 原稿を修正して再アップロード
Day2〜3:KDPにメールで報告する
対応が完了したら、以下の文例を参考にKDPにメールを送ります。
件名:審査落ちに関する対応完了のご連絡
Amazon KDP サポートご担当者様
ご指摘いただいた書籍について、下記の対応を完了しました。
・対応内容:(例)書籍と重複していたブログ記事を非公開にしました。
(例)他プラットフォームでの販売を停止しました。
対応完了をご確認いただき、再審査をお願いできますでしょうか。
書籍タイトル:〇〇〇〇
ASIN:〇〇〇〇(不明な場合は「確認中」でOK)
何卒よろしくお願いいたします。
ポイント:「何をしたか」を具体的に書くことが重要です。「対応しました」だけでは伝わりません。
Day3〜5:再審査の結果を待つ
KDPからの返信は通常1〜3営業日で届きます。「審査を通過しました」というメールが届けば完了です。
10日以内に対応できなかった場合
期限を過ぎて販売停止になっても、諦めないでください。
停止後でも原因を解消してKDPに連絡すれば、復活できるケースがほとんどです。焦らず原因を特定して、KDPサポートに連絡してください。
よくある質問
Q. ブログを非公開にするだけで大丈夫?
はい。削除しなくても非公開にするだけで対応できるケースがほとんどです。非公開後にKDPに報告してください。
Q. 何度やっても審査が通らない
重複コンテンツが他にも残っている可能性があります。本の内容とWeb上のコンテンツを全て照合して、重複している部分を全て非公開または削除してください。
Q. AIで書いた文章が原因?
AI生成文章だけが原因とは限りませんが、他のコンテンツとの類似度が高い場合は審査落ちの原因になります。大幅に書き直すか、オリジナルのエピソードを追加することで対応できます。
Q. インディーズマンガからメールが来たが、本は小説。なぜ?
「Amazon インディーズマンガ」という名称ですが、小説・ビジネス書・実用書など電子書籍全般の審査メールも同じ送信元から届きます。マンガ専用の審査ではありません。
まとめ
Kindleインディーズ審査落ちの原因は3つです:
- ブログ・noteとのコンテンツ重複 → 該当記事を非公開にしてKDPに報告
- 他プラットフォームでの重複販売 → 削除してKDPに報告
- 著作権の問題 → 引用整理・AI文章の書き直し
メールが届いても焦らず、原因を特定して一つずつ対応すれば、ほぼ確実に審査を通過できます。
原因がわからない・何度やっても通らないという場合は、浜松出版の無料相談をご利用ください。審査落ちメールの内容をそのままお送りいただければ、原因の特定から対処まで一緒に考えます。
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